一晩で消滅した南米チリのリエスコ湖！天変地異の前触れか！？

公開日：2016/06/04

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何が起これば一夜にして湖が消えてしまうのだろうか？世界中で発生しているこの現象、今度は南米チリの南側のパタゴニア地方で起こってしまいました。

リエスコ湖

消えたリエスコ湖（lake riesco）は1400ヘクタール（14平方キロメートル/ 5.4平方マイル）の大きさで東京ドームなら300個ぶんに相当し、日本の区であれば、東京なら目黒区、大阪市なら東淀川区、名古屋市なら瑞穂区より大きい湖なのだ！

そんなでっかい湖の水が一夜にして消えてしまうなんて、これはもう何かの前触れとしか思えないが理由を説明できる専門家はまだ現われていない。なんてこった、大丈夫か地球！？

まず最初に、リエスコ湖の場所を確認しておこうか。パタゴニア地方南米の南端に迫る場所に位置している。 20160604023307
画像はgoogleMapより

グーグルアースではまだ湖の水が映っている。。。
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画像はgoogleMapより

一晩で消滅した南米チリのリエスコ湖！天変地異の前触れか！？

Desaparece el Agua del Lago Riesco en Puerto Aysén Chile | Mayo – Junio 2016.

同じ場所の比較画像。完全に水がなくなってしまった！うわあああ！
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画像はhttp://strangesounds.org/より

2016年5月28日までリエスコ湖は普通の湖だった。だがしかし・・・！ 20160604025705

翌日の2016年5月29日には一切の水が失われていた。水の無くなったリエスコ湖を歩く御夫婦。わびしく切ない写真である。
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画像はhttp://strangesounds.org/より

ここが湖だったとは思えないヒドイありさまだ。
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画像はhttp://strangesounds.org/より

では、なぜ湖の水が１日で消えてしまうのだろうか？

断層に吸い込まれたという説

一夜で水が蒸発するわけがない。当然、巨人が飲み干したりもしない。現実的に考えると、地割れの中に吸い込まれてしまったと考えるのが自然だろう。目だった地割れがなくとも多数の亀裂があれば水が消えうせても不思議ではない。ただ今回のリエスコ湖のケースでは魚もいなくなっていることから、大き目のひび割れがどこかにあるのだと予想される。このあたりはチリ政府の公式見解を待ちたい。

チリと言えばチリ地震

1960年に起こったチリ地震は地震計測史上最大のマグニチュード9.5を記録した大地震。チリ地震はバルディビア地震とも呼ばれていて、引き起こされた津波はハワイ諸島にも到達した時点で10mの規模があり多数の犠牲者を出すも止まることなく日本にも到達している。その地震波は地球を３周し、アンデス山脈は2.7mも沈下するという、まさに天変地異と言える威力の地震であった。

そんな強烈な地震が起こりやすい土地柄であることを鑑みると、地面が割れて水がなくなったという説は確かに真実味を帯びてくる。地震大国である日本でも湖や池の水がなくなる可能性が大いにあるということだ。正直怖い！

なお「水がなくなってしまう」という事例はリエスコ湖に限ったことではなく各所（※カルフォルニア州、ロシア・ニジニノブゴロド地方など）で確認されている。

ますます不安になってきたので明日は上野公園の不忍池を確認してこようと思う。(笑)

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