バター猫のパラドックスは、よく言われる２つの事柄を皮肉ったもの。

（１）猫は常に足を下にして着地する。
（２）バタートーストは常にバターを塗った面が下になり落ちる。

ならば、猫の背中へトーストをくくり付けてバターを塗り、猫を落としたらどうなるのだろうか？

猫は足を下にするハズだが、トーストもバターを塗った面を下にするハズだ。

wikiにもそうかかれており、説明の漫画まである。

ようするに、この２つを組み合わせたら、ぐるぐる回転するんじゃね？という笑い話。

で、この「バター猫のパラドックス」を題材にして完成したのが『Flying Horse energy drink』のＣＭなのです。

永久機関なるか！？バター猫のパラドックスが良く分かる面白ＣＭ！

Flying Horse – Gatorrada (Cat-Toast)

以下、画像で解説！

白衣の彼の研究所では常に電力が不足気味。
今日も助手が後ろで発電機を回し続けている。(笑)

食事はバタートースト。研究続きの毎日では食事も満足に摂ることができないようだ。彼はいつものようにパンにバターを塗るのだが・・・

うっかり手を滑らせてパンを落としてしまう。

まったく、なぜ必ずバターを塗った面が下になって落ちるのか？

・・・まてよ！？

パンを落としたときバター側が下になる。これは運が悪いだけだと思っていたが、物理的には当たり前の事象なのかもしれない。私は研究者であるにも関わらずマーフィーの法則的なものだと勝手に解釈し、今まで検証したことがなかった。なんてことだ。試さねばなるまい！

すると・・・！

・・・！！！
間違いない。バターの面が下になるのは至極全うな物理現象なのだ。Ｓ極とＮ極の磁石が反発するのと同じ、科学で解明できる事象なのだ。さらに彼は閃く。

猫も必ず足から着地するよな・・・。

一応確認する彼。

ならばもしっ・・・

猫の背中にバターを塗ったトーストをくくりつけて・・・

落としたらどうなるのか！？

結果に驚愕する博士！

回った！空中で回っている！

この回転エネルギーは使えるのではないか？
永久機関なのではないか！？
そして博士は回転するバター猫を・・・

助手がまわしていた発電機に入れる。

すると、電球は激しく輝きはじめ・・・

暗かった研究所にも・・・

明かりが灯る！
大発見だ！

…って、そんなバカな！(笑)

バター猫のパラドックスの話からこんな面白い映像を作り出せる製作者のセンスに憧れる！
今ではあまり聞かなくなったが「マーフィーの法則」によると、「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」となっている。みんな面白いこと考えるよな。(笑)

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