貝の洞窟シェルグロット !貝殻460万個で作られた謎だらけのモザイク画!
イギリス南東部の海辺の町、マーゲート(Margate)にある「貝の洞窟」シェル・グロット(Shell Grotto)は、壁や屋根のほぼすべてが貝殻で作られたモザイク画で装飾されている神秘的な洞窟。誰が何のためにいつ製作したのかは完全に謎となっており、訪問者の想像力を掻き立てるスポットなのだ。
モザイク画とは
小さなカケラを寄せたり埋め込んで絵や模様を表現する装飾美術の手法。貝殻の他にも 石やタイルガラスや木なども良く使用される。
マーゲートって何処よ!?
マーゲートの位置はこのあたり。イギリス南東部の街である。
遺跡やミステリーが好きならば行くしかない!?
ではシェル・グロット(Shell Grotto)の動画を観てみましょう。
貝殻の洞窟シェルグロット !貝殻460万個で作られた謎だらけのモザイク画!
何故「謎」なのか?
シェルグロットは発見以来ものの科学的な年代測定が行われていないため(出来ないのか、あえてしていないのかは分からず)、作製時期や目的は不明のままである。故に、起源や目的などの数々な説が生まれ、遺跡大好き人間の妄想を膨らませる要因となっている。
シェル・グロットはいつ発見されたの?
シェルグロットが最初に発見されたのは1835年。地面を掘り返していたら大きな空洞が見つかり中に入ってみると、壁や天井にビッシリと貝殻が敷き詰められた空間が・・・。見つけた人はさぞかし恐怖を感じたに違いない。だって、びっしりだよ?貝殻が。ミステリーというよりホラーだよ。
ちなみに私、つぶつぶが集合していると怖いです。
この写真とか最強に怖い!つぶつぶ怖い!
とんでもない数の貝殻で装飾された壁面通路を抜けていくと2階建て相当の吹き抜け風ドームエリアに到着する。見上げると、やはりそこも芸術的なシェルアートが広がる。
美しき貝殻のモザイク画!
シェル・グロットは一般公開されているの?
洞窟は民間所有で一般公開されていて、博物館やギフトショップやカフェが併設されている。オミヤゲも売っていて、ちゃんとした観光スポットになっている。一時期はガス照明でライトアップしたこともあるらしいが、ガスの影響で貝殻が黒くなってしまい、その後、数十年かけてクリーニーングしたらしい。※クリーニングの影響で黒い汚れと共に貝殻本来の色が失われて真っ白になってしまったとの記述もあるようだ。
白くなっている貝殻。古いから白いのか?クリーニングのしすぎで白いのかは謎!
使われている貝について
使われている貝は、ムール貝・トリガイ・ホタテやカキなど様々。貝殻は、マーゲートからは結構な距離があるイギリス南部の街、サウサンプトンの海岸から収集されたのではないかと言われている。(地元の海では獲れない貝の殻がある)
全てが謎に包まれているから、どんな想像をしようとも自由である!若者がたった一人でモザイク画を作りあげたのかもしれない。サウサンプトンで暮らす妹が「この貝殻も使ってー」と言ったのかもしれない。想像すると胸が熱くなる。自由って素晴らしい!
以上、謎がなぞを呼ぶマーゲイトの「シェル・グロット」の動画でした!
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